症例

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出産日超過

症状・経過 当治療院で治療しながら体外受精をして子供を授かった患者さん、妊娠経過は順調でしたが予定日(5/26)がせまり
陣痛がくるようにと治療を受けられました。第1子の時は予定日超過で促進剤をうち、3日間微弱陣痛が続いて3日目で出産しました。
24日に腎陽を高めてお産が進むように治療。翌日には腰が重くなり28・29日前駆陣痛あり。6月1日にもう1回腎陽を高めお産が進むよう治療をしました。
その翌日自然と陣痛が始まり6時間後に3590gの女児を出産されました。母子とも健康です。
この患者さんは初め、10年ぐらい前に当時私が勤めていた鍼灸院で月経不順・不妊で治療を担当させてもらっていました。
開業してからも治療に来てくださって、2人の子のお母さんになられました。出産の報告を頂き、感慨深いものがあるのと同時に
この患者さんのライフイベントに関わらせて頂いたことへの感謝と喜びを感じます。
よく頑張られたなと思います。きっと素敵なお母さんになられると思います!

妊娠中の長引く咳

症状・経過 第1子出産後風邪をひきやすくなり、年に2~3回は風邪にかかるとういう患者さん。
今回は、2週間前妊娠判明と同時期に風邪をひき、夜中も咳で眠れない程1日中咳き込んでいました。
受診した時は初期ほど酷くはないが、30分から1時間おきに咳き込み、一度咳をすると暫く続くということでした。
肺気虚(呼吸器系・免疫系の弱り)に風寒を感受し肺の粛降作用(清気を吸い込んだり、津液を腎膀胱に送ったり、気道を清潔にすること)が低下し
咳が治らないのだろうと考え、祛風散寒し肺気を強化するように治療しました。
翌日来院してもらうと、昨晩はよく眠れ、明け方おきて咳をしたが昨日より↓
1週間後に来院してもらうと10→3。夕方疲れると3~4回咳するが咳き込むほどではないとのこと。
そのまた1週間後来院してもらうと咳は治っていました。
妊娠中は風邪薬が飲めないので、妊娠中のこじらせた風邪にも鍼灸が効果的であると思える1例でした。

逆子

症状・経過 35週で来院された患者さん、今回第3子が逆子ということで治療させてもらいました。
初診時右尺位(腎の状態を表す)の脈力なく、小指のツボにお灸をしても熱さに左右差がありました。
2診では脈力がでてお灸の熱さも良く感じられるようになり、左右差がなくなりました。
お腹の上の方を蹴るようになったとのこと。
検診で逆子が治っていたとご連絡いただきました。
無事に出産されることを願っています。

逆子

症状・経過 27週の妊婦さんが逆子治療のため来院されました。
1回治療し、自宅でもお灸をしてもらうよう指導させてもらいました。
検診でまだ治っていなかったので、28週に入った頃もう2回治療しました。
赤ちゃんが蹴っているお腹の場所が今までより上の方に感じるようになったとのこと。
至陰というツボにお灸をするのですが、初回はあまり熱さを感じず、熱さに左右差がありましたが
3回目には熱さを感じるようになり、左右差もほとんどなくなりました。
検診の結果逆子は治っていました。
逆子は自然に治ることもあるといわれ、様子を見ているうちに臨月間近になってしまった、とぎりぎりに
治療にいらっしゃる妊婦さんもいますが、28週~32週が一番治る確率が高いので
もし逆子と言われたら、早めに来院されることをお勧めします。