先日アレルギー大学の講義を受講してきました。
食べ物アレルギーの食事療法でここ5年~10年の傾向としては積極的に食べさせる方針になってきたということ。
どうしても子供に食物アレルギーがあると医者から指示されている食品より多くのものを除去しがちです。
でも栄養面などから不要な除去を避け、アレルギーを引き起こす食べ物であっても可能な範囲で食べさせる方が良いようです。
≪症状を起こさずに食べること≫食べれる量を食べさせることにより上限が上がっていくのだそう。
血液検査のIgE抗体を参考にしますが、必ずしも「高値=誘発症状が強い」「高値=少量で症状が誘発される」というわけではないようです。
確率論にすぎないので実際に食べてみないとわからないということです。
子育ての基礎として知育・徳育・体育の土台に食育があります。
豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に着けていくためには、何よりも「食」が重要ということ。
幼児期の脳に良質な五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)を届けることによって脳の発達を促します。
そのために食を通した親子の触れ合いが有効だそうです。
たとえば味見をさせて、どんな味?何色?どんな形?どんな匂い?と問いかけて言葉で表現させることや
食事の時に楽しい雰囲気を作るということ。それに子供自身が食のプロセスに関わるということが子供が食べ物を大好きになるポイントだそう。
簡単なことをお手伝いさせたり、収穫体験や栽培体験、買い物へ一緒に行ったりなど。
食事内容・食事の時間をもっと大切にしなければと考えさせられた講義でした。