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2人目不妊

平成27年5月 34歳女性

症状 初潮の頃から月経不順。結婚後すぐに不妊治療始める。多嚢胞性卵巣症候群・抗精子抗体陽性。
タイミング、人工授精から体外へステップアップし3回目の胚盤胞移殖で妊娠。
平成24年11月に第1子出産。2人目を希望し平成27年2月と4月に胚盤胞移殖したが着床しなかった。今回は2日目胚を戻す予定。移殖の時エストラーナテープを貼るが子宮内膜が中々厚くならずいつも28日目ぐらいでやっと移殖出来る。
治療経過 元々腎虚(生殖器系の弱り)があるところに、肝鬱気滞もからんでいると考え滋陰養血・疎肝理気を目的に治療しました。

2診目 内膜順調に厚くなっている(6㎜)
3日後の受診で8㎜になれば排卵させる薬を打ち、2日後に移殖する予定
3診目 子宮内膜8㎜以上になっている。こんなに早く内膜が厚くなったのは初めて
4診目 移殖の直前に来院してもらい治療(19日目)
6診目 内膜12㎜
8診目 陽性判定 5週0日
8週~12週頃まで出血・腹痛あり。検診で前置胎盤なので出血しやすいとのこと。子宮が大きくなり胎盤が移動して子宮口から2センチ離れれば普通に分娩できる。
腎気を強くして、不正出血を止める治療を続ける。15週には出血止まり、17週エコーで前置胎盤もよくなり、経膣分娩出来るとのこと。
その後も体調管理で週1回治療を続けました。
平成28年1月28日2800グラムの女の子を無事出産されました。

コメント 今回の治療で鍼灸治療が子宮内膜に良い影響を与え、子宮環境が着床しやすい状態に整ったため妊娠に繋がったのではないかと考察します。