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膀胱炎

症状・経過 4月中旬に来院された患者さん。3月の月経をきっかけに残尿感、頻尿、排尿痛、下腹部の痛みなどの膀胱炎症状が現れたとのこと。泌尿器科を受診しても菌はないとの診断。念のため抗生剤服用するも効果なし。3月下旬に心療内科で自律神経を整える薬を処方され少しましになるが、1時間ごとに尿意あり、残尿感が残る。2月3月に息子さんの受験で心配、ストレスが多かったとのこと。何か集中していると忘れるが、何もしないでリラックスしているときや気になりだすと症状悪化する。脈は渋数 偏紅舌で舌先紅 下腹部張り 思慮労心して心火が太陽小腸経⇒同経の太陽膀胱経へ移行、更年期ということもあり腎陰が消耗し、清濁分別不可から排尿異常がおこったと考え治療しました。治療後は心火を表す舌先の赤みが減り、下腹部の張りも楽になりました。1週間後に来院してもらうと鍼治療した2~3日調子よく全く気にならない日もあったとのこと。来院された日は少し症状がありましたが、同じ治療をし、治療後は症状がなくなりました。このように菌がなくてもストレスから膀胱炎症状をひきおこすこともあります。数回治療すると完治すると思われます。