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皮膚(特に両頬)の発赤・乾燥・荒れ

平成26年4月 43歳女性のケース

症状 小学生低学年から高校生まで膝裏・肘・首に発赤、搔痒、掻き毟りによる出血があった。
高校生・大学生の頃は食べ物や化粧品に反応して皮剥けや痒みあり。
23歳ころから、精神的緊張や肩こりで頭痛がおこるようになる。
32歳頃大きなストレスがあり、肌荒れ悪化。その頃から肌荒れ酷くなる。38歳心配事があり半年以上頭痛続く。
最近は乾燥してヒリヒリ、皮剥け酷いので化粧はなるべくせず、ぬるま湯で洗って、保湿のみしている。皮膚の事に気を使いすぎて疲れる。増悪因子;春・月経中・精神的緊張・パソコン作業・冬の寒風
緩解因子;月経後・散歩後細かい性格で小さいことが気になり、一人で頭の中を堂々巡りしている。
元々の性格や、自然界の気が上昇する春に悪化すること、ストレスにより悪化する事などから肝鬱気滞による化火で両頬に発赤・皮剥けがおこると考え治療。
治療経過 週1回の少数鍼による治療の経過
3診目 赤みが落ち着く。4診目 前回から10日空いたが、化粧した日に皮剥け2回ほど。細かい皮剥けはちょくちょくある。5診目 人ごみで頬真っ赤になった日があり。化粧したが、悪化せず。6診目 頬の赤み・皮剥け減少。8診目 赤み気にならない。入浴後いつも真っ赤だったのがなくなる。ざらつきはある。11診目 連日化粧すると乾燥感あり。皮剥けはなくなる。
13診目 調子よい。化粧してもざらつきない。以前は風があたったり、汗や自分の髪が触れただけでピリピリしていたが、今はない。

16診目 連日化粧しても、大丈夫になる。肌の負担感じない。

コメント 春に悪化しないよう、現在も治療に通われていますが、頬の赤み、乾燥はなくなり、連日化粧を長時間しても気にならなくなり、だいぶ楽になられたようです。
夏の暑さが今年は楽だったり、イライラしなくなったり、頭痛も頻度がだいぶ減り、寝込むほどの痛みはなく、軽くなったようです。このような副効果が得られたのも、気の上昇を引き下げる治療を続けたおかげだと思います。