TOP > 症例 > 右肩から上腕にかけズーンとした痛み 背部痛
79歳女性 初診2024年3月下旬
症状 | 1週間前から右肩から上腕にかけズーンと重い痛み 背部痛 原因不明 整形でレントゲンとMRIをとったところC4/5 C5/6椎間板が薄くなり狭くなっている 頸からくる痛みで手術が必要といわれるが年齢的に負担がかかるので断った 背中も痛く酷いとしびれてくる 鎮痛剤を飲むと楽だが眠くなる 1日2回服用 朝<夕方 寝返り(+)重いものもてない お能を若いころからしている 週2回4時間 痛いがお能している方が痛みまぎれる 既往;;糖尿病 握力正常 首の可動域正常 紅舌 舌中から舌根部に黄腐膩苔 舌下静脈怒張(⧻)右の脾兪胃兪虚中の実 |
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治療経過 |
1診目 斜角筋や大胸筋含め首の過緊張で首が太くみえる 斜角筋や大胸筋 頸椎4番5番 側頚部の緊張をとるよう治療する 右脾兪の虚中実が浮いてくる 右腰部の緊張緩む 2診目 (3日後)前回後痛みが良くなり腕のけだるさになる 背部痛(-)紅舌の赤みが薄れ膩苔が薄くなる(全身状態が良くなっている証拠) 治療後首が細くなったようにみえる 3診目 (2日後)だるさも痛みも無くなる 4診目 2週間後痛みなく調子よい |
コメント | この方はお能を何十年もされているので、足首は2倍ぐらいに膨れ上がり(すり足をするため、水が良くたまるそう) 頸も年齢にしてはまるでプロレスラーのように太いなという第一印象でした 治療をして痛みが取れると嘘のように首の太さが2分の1になったような感覚です それほど過緊張でむくんでいたということだと思います 鎮痛剤を使っていても薬効が切れると痛みがぶり返すというとき、本来自分の持つ自然治癒力を活性化させ、薬を使わなくても薬と同じ効果をだせるというのが鍼の素晴らしいところです |