症例

TOP > 症例 > 顔面神経麻痺の後遺症による眼瞼痙攣

顔面神経麻痺の後遺症による眼瞼痙攣

54歳男性 初診2024年9月中旬

症状 2023年8月 右顔神経麻痺発症 目が開けづらく上眼瞼が半分かぶさった状態 口元が動かない
5~6か月で麻痺はおおよそ回復する 半年前の4月頃から右上眼瞼ピクピクしだす
点眼薬や抗不安薬処方されたが全く効かない
朝起床して30分後ぐらいからピクピク痙攣がはじまり、1日中止まらない
目は閉じられるが、開眼時に左目に比べまだ右目のまぶたが半分かぶさっている
麻痺がまだ完治していない状態なので、眼輪筋の疲労からくるのではないかと考える
5年前に心筋梗塞で倒れる 
5年前から糖尿病で服薬中 体重が昔よりかなり増えた
風痰阻絡の顔面抽搐(ちゅうちく)【顔面けいれん】 

治療経過

2診目10→5 半減する 1日中だったのが、止まっている時間がふえた

3診目 10→3~4 さらに間隔があく

5診目 時々ピクピクするが、1分ぐらいで止まる

コメント  
目の周りの血流が良くなるよう経穴を選んで鍼をし、体に停滞している湿痰を流す為に胃腸の経穴へ鍼灸治療をしました
点眼や服薬で半年変わらなかった症状が数回でよくなり、ご本人は驚かれていました
顔面神経麻痺は発症して早期に鍼灸治療も一緒に行うと予後が良くなります
後遺症が残ってしまっても、治療をするとこわばりや引きつれが改善しQOLが向上します