52歳女性 初診2025年3月下旬
症状 | 年末年始風邪をひき一旦治ったが、1月末に急に咳が出だす。体がしんどい。2月上旬 病院を受診し喘息と診断される。 薬を2週間飲んだが不変。再度受診。前回の血液検査の結果ハウスダストとダニのアレルギー。同じ薬を出されるが、服薬すると手足がパンパンにむくむようになる。自己判断で薬中止。徐々にむくみはひいてきた。 当院で咳が治った患者様に紹介してもらい来院される。 仕事は営業職で夜遅くまで働いている。 2016年からシーグレン症候群によるレイノー現象が指先にでる。現在膠原病の病院で薬を処方してもらい服用中。 咳は朝からずっと出ていて、しゃべると悪化する。週1ピラティスをしているがピラティス中は話さないのであまり咳は出ない。 弱脈 淡江舌薄白苔 歯痕あり 季肋部の張り強い 体全体がむくんでいる 肺気虚気逆 補肺益気を目的に治療 |
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治療経過 |
週1治療
2診目 翌日から咳が出なくなり、2日前から咳が出るようになったが以前ほどではない 3診目 昨日から咳少し出るが、話すと出るということはなく、時々コホンと出るくらい 4診目 咳は出なくなる |
コメント | 仕事が忙しく体調を崩して咳が治らなくなった症例です 元々体力がなく虚証タイプなのに仕事を頑張りすぎ、免疫異常をおこし膠原病を発症したのではないかと思います 今回は咳でしたが、これも自律神経の乱れからくるものだと思います 鍼で呼吸補助筋の緊張を取ることにより体性内蔵反射で呼吸筋である横隔膜の緊張をゆるめ気管支が拡張することにより咳が楽になりました |