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全身痒み

平成26年6月初旬 38歳女性のケース

症状 1月に断乳してから夜目覚めると中々寝付けなかった。
3月に月経再開。娘の初節句でご主人のご両親が家に数日泊り、大変だった。
4月中旬から5月初旬まで風邪。
5月初旬に腕が痒くなる。翌日から月経と同時に痒みが酷くなり、足や胸、お腹も痒み広がる。月経中、顔・ひざ裏・腕がむくみ、痒みが出た頃から便秘。月経量多く、周期短め月経痛強い。
月経前のイライラ激しく、低温期より高温期になってからの方が痒み強い。
夜中10時から2時頃が痒み強く目が覚め、眠れない。脈沈数  淡白舌・白苔・舌先紅刺
治療経過 寝不足・月経再開で体を滋養出来ず、ストレスが加わることで内熱が生じ、さらに風邪をひいて、内風が起こり痒みを発症したと考える。
夜中や、月経の高温期に痒みが酷いことから実証である血熱による痒みと考え、清熱涼血の治療をする。
2診目 前回の治療後むくみ減り、毎日便通あり。痒み不変。
3診目 首回りとお腹の痒み減る。
4診目 上記の部位痒みだいぶ減り、腕も少しひく。
5診目 前回治療後夕方まで調子よかった。
8診目 夜の痒み減る。
10診目 冷やせば、夜眠れるようになる。
12診目 冷やさなくても眠れるようになる。
13診目 終日痒みなし。
コメント 治療間隔は最初の2週間は週3ペースで、3.4週間目は週2その後週1で来院されました。
熱心に治療に通われたことと、少数鍼で的を絞った治療のおかげで早期に主訴が緩快し、患者様も大変喜ばれた症例です。