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小児鍼

症状・経過 先日熱が上がったり下がったりし抗生物質が効かないという3歳の女の子のお母さんから問い合わせがあり、
治療させていただきました。
来院日には解熱していましたが、熱が1週間ぐらい続いたため食欲が半減し抗生剤で下痢っぽく
怒りっぽくなっているとのことでした。
特に肩背部の過緊張した部を中心に全身に小児鍼をしました。
小児鍼は刺さずに皮膚を小児用の鍼で摩ります。全く痛みはなく気持ちがいいです。
翌日来院してもらうと、今朝いいウンチがどっさり出て食欲もだいぶ戻り
昨晩パズルが集中して出来たとのことでした。(それまでは集中できずに怒って投げ出していたそうです)
6歳のお姉ちゃんも風邪が長引き咳が1か月止まらず、抗生剤を1か月も飲んでいるというので、
今度はお姉ちゃんを治療させてもらうことになりました。
やっぱり咳が長く続いているので、肩背部は過緊張というより、力なく呼吸器系のツボ肺兪を中心に
ぺコンと凹んでいるような感じです。こういう場合は妹と違って数回治療を要します。
そのことを伝え、なるべく連日来院してもらいました。
2診目:治療した後2日ほど良かったけど3日目にまた咳がでてあまり眠れず
3診目:咳は減るが、鼻水が喉に降りて咳払いをよくする
4診目:咳こみはなく、咳払いも朝と寝る前に少しあるだけで夜はぐっすり眠れる
子供はとても治癒力が優れているので、鍼で少しお手伝いをしてあげればどんどん自分で治っていきます。
子供の生命力は素晴らしいなとつくづく感心します。