症例

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鍼灸治療が初めての方は、自分の症状はどれぐらいの頻度で、どの位の期間通えばいいのか知りたいと思います。
その方により体質、病歴、病の程度が違いますので、実際に診察してみないと何とも言えませんが、一般的には病にかかった期間が長かったり、病状が重ければそれだけ治療期間もかかり、病状が軽かったり、病に罹ってから日が浅ければ、治療期間は短くなります。

通院頻度としては、1回目の治療作用が消えないうちに2回目の治療をしたほうが効果が高まりますので、最初のうちは週に2~3回、症状が緩和してきたら週1回、10日に1回というように間隔をあけていくのをお勧めします。

長期にわたる疾患の場合、数回治療しないと変化が表れないことがありますが、その間に一番つらい症状だけでなく、その他の気になる症状が緩和されるなど、何らかの良い効果が期待でき、体が快方へ向かっているのを感じられると思います。

鍼灸治療を継続するなかで、もし不安な事や、心配事、疑問がありましたら、いつでもお気軽にお話ください。
多くの症例のうち一部を載せましたが、例え同じ病名でもその方の症状の程度や生活環境、食生活、仕事の状況などにより、治り方や治るまでの時間が違いますので、それをご理解のうえ、参考にしていただければ幸いです。

40代2人目不妊

42歳女性 初診2020年6月

症状 2015年結婚
2016年第1子出産(第1子は結婚してすぐに妊娠)
2018年妊活始める 月経不順ではあったがタイミングで3か月後妊娠
2019年初期流産
2020年1月からタイミング 月経不順 月経量が減る
2020年4月から婦人科に通う
   5月排卵を促す注射 2~3日後排卵していなかったので再度
   注射
   高温期10日間で月経くる
〈体表所見〉弦虚脈 尺脈虚 淡紅舌薄白苔
      衝任不固 腎虚 

治療経過 週2回治療

13日目に卵胞19ミリ 
タイミングをとってもらい、16日目排卵済み確認 

10日分ルトラール処方される

37日目 自分で妊娠検査キッドにて妊娠陽性確認

現在9週 順調に経過しています

コメント  治療を始めてからすぐの妊娠でした。
週2回治療に通い、毎日の自宅でのセルフ灸のおかげで
初診時身体に見られたアンバランスな状態が整っていくのが
こちらからもよく観察されました。
体調が整いホルモンバランスが改善されたことで早期の妊娠に繋がったのだと思います。

陣痛促進

38歳女性 初診2020年6月

症状 現在39週0日 第1子切迫早産、逆子で帝王切開 
第2子は普通分娩予定 今回も切迫早産で自宅安静をしていたが37週超えても全く生まれる気配がない
42週を超えると帝王切開になるので何とか正期産で生みたいとのこと。
現在胎児は2900g~3000g 内診でグリグリされると出血・腹張あるがすぐ治まる
子宮口3センチ 子宮頚管1センチ
〈他症状〉軟便 長時間座って立つとき左内股に痛みがある
気血両虚とみたて補気益血を目的に治療 内股の痛みの治療も同時に行う

治療経過 2~3日おきに治療

2診目 1.5時間歩くと収縮痛あるがおさまってしまう。
    スクワットも日に3回10回ずつしているが全く張らない

3診目 以前より腹張多い 

4診目 頻繁に腹張あり 
    長座から立ち上がる時にあった内股の痛み緩和 
    予定日に産婦人科受診 子宮口3センチ 状態は良い

5診目 前駆陣痛以前より増えてきた

6診目 前回治療後陣痛10分おきから6分おきになったので
    病院へ行こうとしたら陣痛遠のいてしまう
    今は30分に1回陣痛あり
    治療した夜に破水したと連絡あり、翌日順調にお産が進み
    生まれましたとのご報告がありました

コメント  お母さんの絶対下から産むという強い気持ちが届き予定日からちょうど1週間後にはなりましたが無事生まれてきてくれました。
お産も順調に進み母子とも元気に出産を終えられ本当に嬉しいです。

妊娠初期の絨毛膜化血腫による不正出血・下腹部痛

症状・経過 2019年9月から不妊治療で来院されていた患者様。
2020年1月にタイミング+人工授精をし、月経予定日から少量の鮮紅色出血が2~3日あり、その後茶色のおりものが続いていました。

月経予定日から1週間後に自分で尿検査をし陽性確認。ちょうどその日に治療に来られたので不正出血をとめる治療をしました。

翌日からピタッと不正出血がなくなったとのこと。数日後に病院受診し、胎嚢確認できました。ただ胎嚢のそばに大き目の絨毛膜化血腫があると診断されました。

※絨毛膜化血腫とは胎盤を作るときに何らかの理由でうまく作れず、子宮内に血腫ができることです。代表的な臨床症状は性器出血と子宮収縮。感染症や流産のリスクが高まります。妊娠初期に自然消失することも多いですが、中期まで持続すると絨毛膜化羊膜炎、胎盤早期剥離、羊水過少、胎児発育不全に至ることもあります。

1週間後の受診で心拍確認されました。不妊専門の病院から産院へ転院しエコーでみてもらうと絨毛膜化血腫は消失していたようです。

そのころから日に4~5回10分ほど下腹部がキューとしたりドーンとした痛みあり。横になって休んでも治らない。便秘があったが水分を多めにとるようにして最近は排便あり。
子宮痙攣をとめる治療をしました。1週間後に来院してもらうと前回の治療直後から下腹部痛がなくなったとのこと。とても喜んでおられると同時に鍼灸の即効性にとても驚かれていました。

現在9週になり、順調に大きくなっています。このまま順調に出産までもっていけるよう引き続き経過を見守っていきたいと思います。


帯状疱疹

2020年2月中旬 51歳女性のケース

症状 定期的にケアで来院されている患者様。
1月義理のお母さんの介護で過度のストレスがかかっていた。1週間前から左脇ピリピリ、つるような感じ。
衣服が触れても痛む。昨日水ぶくれができたのでクリニック受診。1週間分の薬と塗り薬を処方される。
以前帯状疱疹の予防接種をうけていたおかげか水ぶくれは少ない。
治療経過 元々胃腸虚弱で内湿があるところへ過度のストレスがかかり肝鬱気滞→化火→肝の裏の胆経へ湿熱波及

1週間後に来院 週半ばに痛みのピークがあり鎮痛剤を1日2回服用 水泡はあまり増えなかった。

1週間後に来院 治療翌日から痛み徐々に治まり鎮痛剤は服用していない。ここ数日は痛みなし。
水泡も痂皮化しつつある

コメント 帯状疱疹は水痘の既往のある人体にウイルスがひそんでいて過労、老化、病気で免疫力が弱った時に発病します。

末梢神経痛(皮膚にチクチク痛みがあったり、違和感がある)が先におこり2~3日後に水泡が出てきます。水泡が出ると痒みを伴った痛みを生じます。
水泡は1週間ぐらいで膿疱化し10日ぐらいで結痂し治ります。ひどい場合水泡が化膿して治るまでに1か月以上かかることもあります。

この患者さんは予防接種を受けていたこともあり水泡は軽微でしたが、重いものは皮膚が暗紫色になり汚い瘢痕を残し後々まで激しい神経痛に悩ませれることもあります。

鎮痛剤や抗ウイルス剤が急性期に用いられますが、鍼灸治療を早期に受けると後々まで神経痛が残らず綺麗に治ります。
皮膚の膿疱が治まるまで待たずに早期に鍼灸治療をされることをお勧めします。
また残ってしまった神経痛にも鍼灸治療は効果的ですのでご相談ください。


夜尿症

7歳女の子 初診2020年1月

症状 週3~4回 パンツに張るシートにおさまるぐらいの量 夜中1回分

日中頻尿の時がある。入浴前におしっこをしてまた入浴中にもしたくなる時がある。

寒がり。スイミングに通い始めたころ1時間のうちに3~4回おしっこ。最近は始まる前に1回、レッスン最中に1回

学校ではお昼休みに1回のみ 夕食から寝る前の間の水分量に関係なく夜尿ある日とない日ある

治療経過 週2回 小児鍼で治療

3診目 まで3日に1回夜尿

6診目 1週間夜尿なし おねしょシートをはずす。最近お風呂前におしっこにいけば入浴中はおしっこなくなる

7診目 10日間夜尿なし

8診目 11日目に夜尿あったがおねしょズボンにおさまるぐらい

コメント  現在も治療中です。1週間以上成功したことで本人が自信をもてるようになったことが良かったと思います。

失敗するときもあるけれど、治療を続けることでだんだん減っていくと思います。

今回の症例は早めに効果が表れましたが、夜尿治療は長期戦になることが多いです。気長に治療されることをお勧めします。


耳管開放症

37歳女性 初診2019年7月末 

症状 3か月前から特に原因もなく左耳が聞こえづらい日があった。1週間前から毎日1日中何かが被さっているようで聞こえ辛い。自分の声が響く。入浴すると治ることがある。
4年前の妊娠中も左耳の浮腫み・聞こえづらさがあった。その時は漢方を服用して治る。

随伴症状;足の浮腫み 仕事で長時間立っているためふくらはぎを擦るだけで痛い。
寝る時に着圧靴下を履かないとだるくて目覚める。雨天・雨天前悪化 入浴で緩解
胃腸症状あり 小便の回数が少ない おりものが多い 顔がほてる・のぼせる

淡紅舌 舌根部白膩苔 短脈で虚 

飲食不摂から胃腸機能が低下し湿痰が発生、その湿痰が耳塞いだと考え化痰利湿を目的に治療しました。

治療経過 1診目 治療後脈力がでて舌苔が減る
3診目 夕方に耳がポーンとすることがあるが、耳閉感10→2ぐらいに減る
    月経前足の浮腫み酷い
4診目 1日5回ぐらい 30分前後耳がふさがる  

5診目 週1回 30分前後ふさがる

6診目 時々耳閉感あるも気にならない程度だった。先週風邪をひき耳閉感が1日中続くようになる
    足の浮腫みは月経前も気にならなかった。淡紅舌薄白苔
7診目~10診目 調子の良い時と塞がる時と半々ぐらい 足の浮腫みは気にならなくなる

11診目 少し耳閉感あるがだいぶよくなる

12診目 2週間の間に1回あったぐらい

コメント 風邪をひき途中で悪化してしまいましたが、治療している間に白膩苔が薄白苔に変化し、足の浮腫みも改善していることから体に留まっていたいた湿痰がとれていったことがわかります。
加えて第2頸椎の歪みもあり、左首肩にかけ緊張が強かったので緊張を緩めて耳への血流を改善したこと、姿勢を指導させてさせてもらい患者様自身も気を付けてくださったことで治療効果が上がったのだと思います。 

無月経 二人目不妊

2018年12月初診 32歳女性

症状 高校生の頃から月経不順だった。2015年11月結婚 月経不順の為2016年3月婦人科受診 クロミッド+タイミング療法
2016年10月他院にて鍼灸治療始める。
10月中旬妊娠 2017年7月出産 2018年8月断乳 
11月婦人科にてホルモン量最低限しかないと言われる 内診でまだ月経はこなさそうなので当帰芍薬散を処方される 12月初旬おりもの増えその後ピンク色の出血1日あり。
遅渋脈 淡紅舌薄白苔やや滑苔 足の冷えがきつい 上熱下寒 衝任虚寒 寒湿内停として
養血温経 補養散寒を目的に週1回治療 補助療法として毎日自宅でのお灸をしてもらいました。
治療経過 4診目後の1月中旬に月経がくる 高温期9日間
2月下旬月経がくる 基礎体温バラつきがある
3月下旬月経 今回排卵期におりものが増え、高温期も15日間続く
1か月治療中断したが、5月初旬に月経が来る
6月初旬月経 
今周期から妊活を始める 排卵期におりものが増え、良い時期にタイミングがとれ綺麗に高温期に移行
高温期が長いので自己検査したら陽性反応。婦人科で胎嚢確認
コメント この患者様は断乳後も月経が再来せず体の不調があちこちにありました。
治療をするうちにあちこちにあった不調が緩解し、月経もほぼ毎月来るようになりました。
体調が整ったことで、赤ちゃんを迎える準備ができ子作りを意識しだしてすぐの妊娠でした。
現在も順調に経過中です。

小児チック(運動チック 首ふり 肩をビクンとさせる)

初診2018年9月下旬 7歳男の子

症状 年中の頃咳払い(音声チック)するようになるがすぐ治る
2018年小2になってから咳払い少しあったが気にならなかった
7月中旬口をくちゃくちゃ動かすのが続く
夏休みに入ってからウンッウンッ(音声チック)が頻繁になる
夏休み終わり頃から首ふり肩ビクンとするようになる
現在(9月入って)音声が気にならなくなり、運動が強くなる
小児科で漢方薬(抑肝散)処方してもらい1か月飲んでいるが不変
運動中や寝ている時(-)食事中、静かになった時、勉強中や集中している時(+)
学校では友人関係良好 特に原因になるような環境の変化なし 
性格は落ち着きない フレンドリーで人見知りしない 積極的 マイペース 動く(走る)のが好き

眉間に青い筋 舌先紅 背部筋緊張強く肝兪から胃兪まで膨隆 腹部筋緊張強い。

治療経過 週2回治療
初診 小児鍼5分 治療中肩を常にビクンとビクつかせている
2診目 症状不変
3診目 背部筋緊張↓↓ 治療中ビクつきなし 
お母さん曰く、昨日ぐらいから大きいビクンとした動きが減ったきがする
4診目 前回治療後チックの間隔があき、翌日からぐっと減る。昨日はほとんど症状でなかった
5診目 舌先紅↓ 昨日少し症状あったが、以前ほど頻繁でなくビクつきも大きくない

週1回治療
6診目~8診目症状なし 参観日 学校でも症状出ていなかった

2週間に1回 
9診目 1週間後学校で劇がある 2日前から大きく息を吸い吐く 
    肩背部緊張あり 治療後は緩む
10診目 大きく息を吸い吐く(-)チックの症状なし

コメント 話かけると色々お話をしてくれる素直な男の子でした。
初診時チック症状が酷かったので少し時間がかかるかなと思いましたが、2回治療したところでだいぶ緊張がとれ症状がどんどん良くなっていきました。
チックははっきりとした原因はまだ解明されていませんが、諸説の1つに脳の神経伝達がうまくいっていないことがあるのではないかと言われています。
子供の脳はまだ未熟でこれからどんどん成長するので大人になると殆どが良くなると言われています。
1番近くにいるお母さんはとても心配だと思います。お母さんの心配は何となく子供にも伝わるのでしっかりと説明させて頂き、
お母さんとのコミュニケーションもしっかりとれたのが良かったのではないかと感じました。

更年期障害による多汗

初診2018年8月下旬 52歳女性

症状 2015年(48歳)徐々に汗とイライラが気になり産婦人科受診しピル処方される。主訴(-)
2017年(50歳)ホルモン補充療法にきりかえる。主訴(-)1年継続するが9月に中止、そのとたんに汗出るようになる。
12月1月の寒い日でも急に体熱くなり全部服を脱いで窓を開けることが頻繁に起こる。
2月3月漢方・サプリ服用中は症状なし。4月春になり再び汗酷くなる。漢方・サプリを飲んでも不変。
日中3~5回/日 夜1回急に頭頚背部中心に熱くなり発汗。最近毎日寝汗で目が覚める。扇風機をあて眠れる日もあるが
眠れない日もよくある。眠れないと朝から疲労感。

加齢に伴い腎虚がすすみ、肝腎陰虚・内熱・上実下虚によりホットフラッュがおきていると考えました。
滋陰降火を目的に治療しました。週1回治療

治療経過 2診目多汗不変 腰部すべり症があり腰痛が酷い為、その治療も加える。
3診目 腰は少し楽になる。多汗不変。衝脈を意識し治療穴をかえて治療。

4診目 汗の回数少し減り、夜中の発汗量も少し減る。腰も以前より良い。

5診目 夜中の発汗量減る。日中の発汗回数減る。

6診目 夜中発汗しない日あり。

7診目 時々夜中発汗するが、じわっぐらいで以前のような大量発汗しない。日中は1~2回または発汗しない日もあり。

コメント 3診目に治療を再検討し、衝脈の気の上逆に対し主穴(1番基本となる穴)をかえ治療したのが効をそうし、順調によくなっていきました。
産婦人科でも更年期症状が酷く、日常生活に支障をきたすと更年期障害として治療の対象になります。
今回ホルモン補充療法を中止し、主訴が再燃するも鍼灸治療で緩解することができた1症例でした。

更年期障害 (不安感・恐怖感・意欲の低下)

初診2017年4月19日 54歳女性

症状 2016年1月仕事中意味なく不安になる 胸のザワザワ 自宅では急に怖くなり襲われる感じ
加味逍遥散でおさまる 恐怖感はなくなるが不安感は残る
2016年2月閉経

2016年5月仕事辞め、他院にて鍼灸治療を受ける(5月~10月) 徐々に良くなり不安感・動悸はあるものの春には良くなるだろうと明るい展望が出来るようになる
友人とランチしたり外出もできた

2017年1月の寒い日、冷えと疲れから今までに感じたことのない不安感・動悸・不眠・食不振が2~3週間続いた
友人とランチ中不安でどうしようもなくなり帰る 以後友人の誘いは断っており会っていない

2017年2月心療内科で加味帰脾湯 桂枝加竜骨牡蠣湯 六君子湯を処方され2週間で不安感が落ち着いてくる

現在の状況 今まで難なくできたことに対して不安になる その不安も何ものかわからないので怖くなる
働きたいが意欲がわかない イライラもある

治療経過 閉経期におこる急激なホルモン変化による更年期障害ですが、東洋医学的に心脾両虚、肝鬱血虚と症をた益気補血 健脾養心 疎肝理気 補腎益精を目的に治療をしました
治療後は弦脈がゆるみ、手掌のほてりと足の冷えがとれました。自宅でもお灸をしてもらうように指導させてもらいました
最初2週間は週2でその後は週1で治療

最初1か月は胸のザワザワあったり調子のいい日があったりでしたが、1か月を過ぎるころから胸のザワザワが気にならなくなり日帰りですが遠出もできるようになる

5月の終わりには友人と夜外食もできるようになり不安感をあまり感じなくなる

元々梅雨の時期は体調が悪いのですが、6月梅雨に入り不安感が強くなったり、やる気が出なかったり、体のだるさがあり、友人と食事に行くのが不安になる
補腎を強化すると8月ごろには又調子がよくなり胸のザワザワ不安感はほとんんどなる 泊りで旅行に行けたり、友人とも不安なく食事にいける

9月に施術者が産休にはいり治療は一旦休止しましたが、2018年7月現在仕事も週2回行けるようになり、不安感もなく過ごされています。
体表観察としてツボの状態をみるのですが、初診当初は腎と脾と心のツボの虚が激しく、ベコベコで全く力がない状態でした

治療をするうちにそのツボの状態が良くなり、張りが出てくるのと並行して体調も改善していき、今では体つきもふっくらし顔色もよくなりました

コメント この方はベースが脾の弱りなので胃腸の働きを強化するように毎回治療し、その日の訴えに応じて疎肝を意識したり補腎をして治療していきました
閉経前後5年ずつを更年期と呼びます

45歳から55歳頃に更年期を迎える方が多いですが、この時期に検査では特に異常ががないけれど、身体的症状や精神的症状(ホットフラッシュ・めまい・頭痛・全身倦怠感・不眠・憂鬱・不安・やる気のなさ・落ち込み)を呈するものを更年期症状と言い、それが酷くなり日常生活に支障をきたす状態を更年期障害と言います

西洋医学では急激な女性ホルモン低下をホルモン補充療法で治療するのですが、ホルモン補充が出来ない方、副作用が気になる方は東洋医学(漢方・鍼灸)での治療を希望される方も多いです

鍼灸治療は自律神経やホルモンバランスを整える、リラクゼーション効果、血流改善を期待できます

今回の症例は更年期に自身の環境の変化や疲れをきっかけに精神症状を発症したケースです

東洋医学的に今の体の状態や発症機序をご説明したり、治療後の体の変化(脈や舌、ツボの状態の改善)をお伝えすることでご本人も納得されたり安心された様子でした
コミュニケーションがうまく取れ治療が奏効した一例でした