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2018.09.03

アレルギー大学上級講座を聴講してきました

昨日3年がかりで初級中級と講座を受けてきたアレルギー大学の最終課程、上級講座を受けてきました。
あいち小児保健医療総合センターの伊藤浩明先生が講演された食物アレルギーの最新情報はじめ、アレルギー児の食事指導など、ためになるお話ばかりでした。また食育を通しての子供との接し方、子育てなど、考えさせられることやヒントになることが得られ有意義な一日となりました。
アレルギー最新情報としてナッツ類、果物の特定のタンパクを血液検査でIgE値を調べるとアナフィラキシーをおこすかどうか高確率でわかるようになる、それも保険が近いうちに適用になるのではないかということでした。
アレルギー児はカルシウム、鉄、ビタミンなどの栄養が偏る傾向があり、それを補う食品をうまく3食に取り入れなければいけません。何もアレルギーのない子よりかえって親が気を使って食事を作るので食が豊かになることが多いです。
経口免疫療法を進めていくにあたり嫌悪感や恐怖感のあるアレルゲンを子供が積極的にとっていくには、やはり子供自身に自分がどうなりたいか、アレルギーを克服したら〇〇が食べたい、家族や友達と一緒に食べたいなど目標設定させることが重要ということでした。
子供には正しい知識を教え、治療への動機づけをし子供が主体性を持って治療に向かう、出来たら褒めて「やればできる」という自己効力感を高めてあげることが重要だということでした。